DHTML

DHTMLの優位性

 では、この文章の文字列以外は本文章の文字サイズなどの装飾やこれら以外の文字列・画像ともにすべてJavaScriptで出力し、レイアウトはCSSによる設定で本ページに必要なドキュメントとメニューなどの文字列やリンク、さらにスタイルを完全に分離したDHTMLで構成されています。

 本ページ内のアニメーション画像は、4つの画像を切り替え表示するjavascriptを利用しています。

 つまり、これを全頁に適用すれば、リンク先URLや画像URL、アンカーテキストは.jsファイルを、スタイルは.cssファイルを編集すれば全てのページに編集内容が反映される為、htmlファイル上の編集は肝心なコンテンツ(内容)に専念することができます。

DHTML利用の留意点

 ただし、CSSはともかくこれだけ便利なjavascriptもブラウザによって、または閲覧者が当ページでのJavascript利用を(ブラウザ設定、ファイアウォール設定等により)拒否している場合、認識されない為、訪問者のアクセス時にブラウザやスクリプト利用可否を判別し、別途同内容のコンテンツなどをjavascriptを利用せずに作成、そちらのページに促す必要もでてきます。

 もちろん非対応の場合、利用できない旨のメッセージのみ表示する事もできますし、サイト管理者としては作りこみが容易ですが、それが得策なのか、訪問者に対して親切か否かを考慮すると前者の対策が必要となるでしょう。

 と考えるちょっと悩ましいですよね。。。

SEO対策から見るDHTML

 さて、DHTMLの技術は、検索エンジン最適化においては有効なのだろうか。javascriptで設定した文字列やリンクはhtml上で右クリックした際のソース表示(Windows)上もスクリプトの外部ファイルを読みだしているだけなのでseo上は無視されると考えていいだろう。

 とするとINDEXなど同サイト内のページリンクがjavascriptで設定されると設定ページでは無視され、内部リンクとしてもみなされない可能性があり、アンカーテキストがリンク元でもリンク先でもSEO上意味がないのではという懸念もある。。

 その場合はかなり面倒だし、せっかくのDHTML技術が活かされないがコンテンツに直書きする方がいいだろう。

 そういう点の心配さえなければコンテンツに専念できてSEO対策もコンテンツ内だけ意識すればよいことになるんですけどね・・・。