とりあえず、Webサーバを機能させるだけならとても簡単です。
もちろん、NetBSDでも同様です。
NetBSDでHTTPサーバを構築する場合、/etc/inetd.confで適切なIPプロトコルを使ったhttpd行を有効にするか、/etc/rc.d/httpd onestartで開始させ、後者の場合、常用するなら/etc/rc.confにhttpd=yesを追記しておき、既にこれが追記された後なら/etc/rc.d/httpd startとして起動することができます。
アクセスが多い場合には、httpdを直接起動した方がよいでしょうが、個人利用限定などアクセス頻度が少ないならinetd経由でよいでしょう。
NetBSDのhttpdは、bozohttpdが標準となっており、HTTP/0.9、HTTP/1.0、HTTP/1.1、SSLv2/SSLv3、TLSv1、CGIなど一通りの機能を標準で備えるbozohttpdの設定は、/etc/inetd.confにおけるコマンドライン引数で指定、デフォルトでは、/var/wwwがコンテンツ置き場のルートディレクトリ、他の例えばApacheやnginxを使いたい場合には、別途インストールし、Apacheなら基本的な設定は/usr/pkg/etc/httpd/httpd.confで行ないます。
ブラウザのURL入力欄で[localhost]としてEnterを押した際、/var/wwwなどのHTMLルートにindex.htmlファイルがあれば、そのページが、何もなければ、404 Not Found、そもそもHTTPを有効にしなければ、[再試行]ボタン付きで「localhost のサーバへの接続を確立できませんでした。」などと表示されます。
Apacheについて簡単な例は、Windowsホストと仮想マシン上のArch Linuxによる仮想マシンで本格的なローカルLAMPP環境、手軽なAn httpdについての例は、Cygwinを使ったローカルXAMPP環境にあります。
SSL/TLSを使って通信内容を暗号化するHTTPSサーバを構成することも可能で、その場合には、別途サーバ証明書が必要になり、インターネットに公開するなら公的な証明書でないと効力が不十分と言えるでしょうが、個人所有のマシン単体、または、複数の個人所有マシンのLAN構成ならCA.sh -newcaの実行によって生成される自己証明書でもよいでしょう。
HTTP/HTTPSサーバの詳細については、内容が多岐に渡ることもあり、ここでは割愛します。