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NetBSDと仮想化

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NetBSDのインストールと運用/NetBSD/i386 6.1.x編

NetBSDと仮想化

NetBSDと仮想化

 仮想化と言っても幅広いですが、ここでは、仮想マシンを作成・実行可能な仮想化ソフトウェアについて言及します。

 NetBSDにおいては、ハイパーバイザ型の仮想化ソフトウェア、仮想マシンモニタであるXenが標準採用されていると言っても過言ではありません。

 これらを読む限り、xenkernel3(3.1)/Xen 3.1まではPAEなしのx86/32ビットPCでも、xenkernel33/Xen 3.3含む以降、Xen 4.1、Xen 4.2を最後にPAE付きならx86/32ビットPCでもdom0として利用できるとのこと。

 また、完全仮想化については、VT-x/AMD-Vといったハードウェア仮想化支援機能が必要も準仮想化ならCPUにこうした支援機能がなくても利用できるようなのでdomUにWindowsなどのプロプライエタリOSを使わなければ、利用可能とのことです。

 更にdom0だけなら、QEMU上でも動作確認できるようです。

 マシン環境の目安としては、最低でもRAM1GB、HDD100GB以上とありますが、dom0、domU共にNetBSDやOpenBSDのCLIとすれば、当サイト検証マシンの内、RAM512MBのdynabookでも導入できそうです。

 一方、NetBSDには、例えば、QEMUやbochsのような汎用的なエミュレータの他、PC-98、各種UN*X、各種家庭用ゲーム機などなど様々なシミュレータなど多々、用意されています。

 よってNetBSDにQEMUをインストールして利用するのは簡単です。

 一方、NetBSDは、当サイトでも検証済みのVMware PlayerやVirtualBox、QEMUの他にも、あらゆるエミュレータ上でも動作します。

NetBSD上でQEMUを使う/QEMU on NetBSD

 今回は、NetBSDを入れているマシンの内、dynabook Satellite T30 160C/5WにQEMUをインストールして各種OS・ディストリビューションを起動させてみました。

$ qemu-system-i386 /path/to/virtual_machine.img

 NetBSDでQEMUを使う場合は、CLIベース、マシンエミュレータであるQEMUの各マシン用のコマンドは、qemu-system-*という書式となっており、i386の場合は、qemu-system-i386、既存の仮想マシンを起動する最もシンプルな方法は、フルパスで.imgファイルを引数として実行することで、この場合、RAMはデフォルトの128MBとして起動します。

NetBSD/i386上のQEMUでWindows 95を起動
Windows 95 on NetBSD
NetBSD/i386上のQEMUでWindows 98SEを起動
Windows 98SE on NetBSD
NetBSD/i386上のQEMUでWindows XPを起動
Windows XP on NetBSD
NetBSD/i386上のQEMUでFreeDOSを起動
FreeDOS on NetBSD
NetBSD/i386上のQEMUでFreeBSDを起動
FreeBSD on NetBSD
NetBSD/i386上のQEMUでOpenBSDを起動
OpenBSD on NetBSD

 これらゲストは、過去にWindows Vista上で作成していたものでFedora(Linux)上でもこれらの起動を確認済み、更に今回、NetBSD上でも起動できており、何もしなくてもホストを超えて利用できるのは、やはり、便利です。

 マシンスペックがシングルコアCPUであるCeleron M 520 1.60GHz、RAMが512MBと今となっては非力なので、このマシンに仮想化ソフトウェア、ましてQEMUというのは考えておらず、若干増強したHP Pavilion Slimline s3140jpに(NetBSDを)入れてからやってみようかななんて思っていたのですが、何を思ったか、ふと、やってみることに。

 尚、デスクトップ環境は、ウィンドウの透過設定も簡単にできるXfce4、以前はJWMを使っていましたが、Xfce4も軽快に動いたので今はこれを使っています。

 ゲストはWindows 95/98のみならず、OpenBSDやNetBSDならウィンドウマネージャをのせても、また、LinuxでもTiny Core LinuxやDSL/Damn Small Linux、Puppy Linuxなどなら、このマシンでも相応に利用可能、先のHP Pavilionなら、当然ながら、より多くのディストリビューションやデスクトップ環境でも起動させることができるのは確実です。

 実際やってみたら、もっと早くやれば良かったなんて思えてきました。

$ su
Password:
# cd /usr/pkgsrc/emulators/qemu
# make install clean
# exit
$

 執筆時点では、NetBSD/i386上でQEMUを使う場合、pkgsrcを使って[make install clean]します。

NetBSDとVMware/VirtualBox

 NetBSD/i386でもVMwareが登場して間もない頃には、http://www.netbsd.org/docs/vmware.htmlのような検証や米Wasabi Systems、「VMWare」がNetBSD上で動作するよう改良もなされたようですが、その後は、なんとなく立ち消えになった?ようです。

 VirtualBoxは、wip(pkgsrcの番外編的リポジトリ)にはあるものの、ちょっとやってみた限りにおいては、make installが通りませんでした。

 実は、wipにあることは知った上、それ以前にNetBSDにLXDEをのせてみようと試したこともあってwipも既にローカルに展開してあったにも関わらず、試しにsouceforge.netからソースを落として若干手を加える程度はやっていたものの、先が長そうなので、あっさり、wipに切り替えた次第ですが、先の通り。

 ただ、VirtualBoxに関しては、WindowsやLinuxの他、Mac OS XやSolaris、FreeBSDもホストとして利用できるのでNetBSDが無理というわけはないでしょう。

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