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FedoraとUPnP/DLNAクライアント

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FedoraとUPnP/DLNAクライアントとは?

FedoraとUPnP/DLNAクライアント

FedoraとUPnP/DLNAクライアント

2016/04/24

Fedora 23でKodi(XBMC)/Totem/VLC/Banshee/RhythmboxをUPnP/DLNAクライアントとして再生・視聴確認

 Feodra 23では、FedoraとUPnP/DLNAクライアントとしてRhythmbox 3.3.1、Totem 3.18.1、VLC 2.2.2、Kodi 16.0、Banshee 2.6.2を使って視聴確認してみることにしました。

 尚、確認に使用したファイルは、.mp3/.ogg、.mp4です。

 Feodra 23では、音楽プレイヤーRhythmbox 3.3.1は音楽のみ、ビデオプレイヤーTotem 3.18.1は動画(映像&音声)のみ、VLC 2.2.2、Kodi 16.0(旧XBMC)は、音楽・動画・画像対応で音楽・動画両方、MiniDLNA、MediaTomb共に認識・視聴可能でした。

 Feodora 23においてTotem 3.18.1は、前述のように動画は視聴可能、また、後述のようにSamba共有上にあるファイルの再生はできましたが、なぜか、DLNAサーバ上の.mp3/.oggファイルは再生できず、Banshee 2.6.2は、banshee-comunity-extensionsも入れてみましたが、拡張機能にUPnP Clientプラグインがなく、MiniDLNA、MediaTomb共に認識せず、何れも視聴できませんでした。

 尚、Fedoraでファイアウォールを有効にしているとUPnPによる検出ができず、FedoraとUPnP/DLNAクライアントとして確認したものの内、[Windowsネットワーク Smb](Samba)や[Network File System (NFS)]共有として認識・視聴できるKodi 16.0以外の他のソフトウェアについては、そのままでは、認識・視聴できませんでした。

 この時、ファイアウォールをどう設定すればUPnPによる検出ができるのか判然としなかった為、とりあえず、確認は、sudo systemctl stop firewalld.serviceで一時的にファイアウォールを停止させて行ないました。

Samba共有パス上のメディア再生・視聴の可能性【Fedora編】

 FedoraにおいてUPnP/DLNAサーバ・クライアントとは別にそれらのオーディオファイルがUPnP/DLNAサーバ指定ディレクトリ上を含めSamba共有パス上にあった場合の再生・視聴可能性を探ってみました。

 もちろん、Sambaがファイアウォールを通るように設定しておく必要があります。

 Samba共有パス上のメディアファイルについては、Fedora 23では、Kodi 16.0はSMB(Samba)プロトコル対応で共有パスを指定、それ以外は、マウント後パスを指定する方法でマルチメディアプレイヤーBanshee 2.6.2、Dragon Player 2.0、Parole 0.8.0、Totem 3.18.1、VLC 2.2.2、ミュージックプレイヤーAmarok 2.8.0、Exaile 3.4.5、Rhythmbox 3.3.1、LXMusic 0.4.7を使って再生・視聴確認してみました。

 Fedora 23上のマルチメディアプレイヤーBanshee 2.6.2、Dragon Player 2.0、Parole 0.8.0、Totem 3.18.1、VLC 2.2.2、Kodi 16.0などでは、Samba共有パス上にある音楽・映像といったオーディオファイルの再生・視聴は可能です。(TotemもSamba共有パス上の音楽ファイルは再生できました。)

 Fedora 23上のミュージックプレイヤーAmarok 2.8.0やExaile 3.4.5、LXMusic 0.4.7ではSamba共有パス上にある音楽ファイルの再生は可能です。

 今回、検証した中ではFedora 23にしか入っていなかったので他のOS・ディストロでの挙動は不明も、他のミュージックプレイヤーでは往々にして何もしない動画ファイルを指定してもAmarok 2.8.0やExaile 3.4.5は音源だけは再生してくれました。

 Fedora 23上のRhythmbox 3.3.1では、Samba共有パス上にある音楽ファイルの認識はでき、再生するとプログレスバーの進捗もありますが、なぜか、音声出力はされませんでした。

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