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いろいろなOSで無線LANアダプタ・有線LANアダプタを使う

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いろいろなOSで無線LANアダプタ・有線LANアダプタを使う

いろいろなOSで無線LANアダプタ・有線LANアダプタを使う

 WindowsやMac OS X/OS Xへの対応を謳っているUSB接続などの無線LANアダプタは多く、*BSD/PC-UNIX/Linux対応を謳っているものはあっても極々限られますが、実際には、例えば、次のような何らかの形で多くの無線LANアダプタが*BSD/PC-UNIX/Linuxでも利用可能です。

  1. OSが無線LANアダプタ用のチップに対応済みのケース
  2. 無線LANアダプタ用チップがOEMで供給元メーカーが*BSD/PC-UNIX/Linux用ドライバを配布しているケース
  3. LinuxにおいてWindows用ドライバのインストール及び利用が可能なNdisWrapper、*BSD/PC-UNIXにおいて同機能を持つツールがあるケース
  4. *BSD/PC-UNIX/LinuxでWineを使ってWindows用ドライバをインストール可能なケース
  5. ...etc.

WLI-UC-GNM2

 今回は、Windowsのみ対応で一部のWindowsバージョン・エディションによっては親機・子機・同時利用もできるIEEE802.11n/g/b対応USB無線LANアダプタBUFFALO Air Station WLI-UC-GNM2をノートパソコン1台とデスクトップパソコン2台(内1台はNetBSD/Fedoraのマルチブート環境)に順次装着、3台でNetBSD 7.0、1台でLinuxであるFedora 22で無線通信ができることを確認しました。

 WLI-UC-GNM2は、Mac OS X/OS Xには対応していないようですが、先のケースにあてはまれば、OS Xでも少なくともデフォルトとなっている子機の利用はできる可能性があります。

 サラッとFedora+WineでWLI-UC-GNM2のWindows用設定ツールを使ってモード変更できるのか試してみたところ、エラーが出ながらもツールのインストールはでき、起動もするものの、IID用のインタフェースがないよといった旨のメッセージ(No interface for iid)が出て設定まではできませんでしたが、もしかしたら、やりようはあるのかも?というか、それが無理ならhostapdを使えばよいのか?でも、それだと同時利用は無理か?

dynabookに装着したBUFFALO Air Station WLI-UC-GNM2
dynabookに装着したWLI-UC-GNM2(写真右端)
超小型で収まりがよい
ランプの色もPCのランプ類と同色で違和感もない

 当初、無線LANルータの買い足し・差し替え、他に流用なども想定し、子機はELECOMのハイパワーアンテナタイプWDC-433DU2HBKを候補にしていたものの、初の無線LAN、また、Linux/*BSDのみの環境での無線LANをお試しということもあって安さを優先、WLI-UC-GNM2を候補とするも超小型USB無線LANアダプタに関しては発熱に関する情報が結構あったので若干躊躇しましたが、それってPC熱源そばのUSBポートに挿してるからでは?と思うに至り、WLI-UC-GNM2を購入。

WLI-UC-GNM2

 実際、使ってみると、やはり、思った通りのようです。

 手持ちのノートパソコンTOSHIBA dynabook Satellite T30 160C/5Wの熱源(ノートPCが熱を帯びる場所)は左奥、その付近にあるUSBポートに装着した場合、PCからの熱をもらうようで確かにじっと触ってはいられないほど、かなり熱を帯びましたが、熱源から遠いUSBポート(今回は右側)にWLI-UC-GNM2を挿したら1日使ってもほんのり温かい程度。

 デスクトップパソコンHP Pavilion Slimline s3140jpでは、USB延長コードを使って試してみると、Pavilionは上部が温かくなる傾向がありますが、背面中段にあるUSBポートにも伝わるのか、そこに装着したUSB延長ケーブルに挿すと、距離がある分、放熱もされるのか、持てないほどではないものの、熱め、本体前面のUSBポートに装着したUSB延長ケーブルに挿すと、温かくて気持ちいい程度、直付けでは背面は未確認、前面のUSBポートにWLI-UC-GNM2を挿して使い続けた場合、温かい程度。

 驚きの長持ちっぷりのSOTEC e-oneはUSBポートが側面カバー内に1つ、前面に1つあり、前者は奥まっていて、後者はフレームも相まってポートが深すぎて届かない為、WLI-UC-GNM2もUSB1.1の延長コードに挿して使うことになりますが、e-oneも外から確認できる限りにおいては、温かくなるのは上部であり、どちらにUSB延長ケーブルを装着してもWLI-UC-GNM2が熱くなることはありません。

 ただ、これらの結果は、ネット検索、メール送受信、音楽のストリーミング再生、動画視聴などによるものですが、ソースからコンパイルするものの内、ダウンロード数を含め、そこそこボリュームのあるものの場合、熱くなることがありました。

 後述のようにバックボーンが極細の検証環境においては、同一ネットワークアドレス内において無線LANアダプタを装着したノートPCでオーディオのストリーミング再生をしつつ、有線LANケーブルを接続したデスクトップで極稀にノートの方のストリーミング再生がプツッと瞬間的に途切れるほどのボリュームのコンパイル作業を行なった場合でも単体で再生する分には、そうはならないノート側の無線LANアダプタが熱くなったので限られた時間と伝送経路の空き具合の中で悪戦苦闘した結果であって熱くなるのも当然といったところでしょう。

 このように一般的な利用方法においては問題ないものの、ネットワーク負荷が相当に高くなると処理量が多くなる為、熱くなる、また、PCの熱源のそばに装着したら熱くなるという半ば当たり前の結果から何をヒヤッと!?することもなく、ホッと!?しました。

 よってネットワーク負荷の高い作業をする自覚がある場合は、WLI-UC-GNM2に限らず、特に超小型無線LANアダプタは避けた方がよいでしょうが、一般的なライトユーザーにとっては、PCの熱源さえ回避すれば、熱くて触れないほどになるケースはなさそうです。

 ちなみに各PCで一通り検証した後は、VLCでIcecastのストリームをBGMとして1日中流すなどラジオ化しているdynabook専用となったWLI-UC-GNM2は、1日中使っていても通信が乱れたり、まして熱暴走してPCやWLI-UC-GNM2自体が壊れるなんてこともなく、後述のように親機との相性もよく?感度もバッチリです。

 実は、OS対応を全く考慮せず、WLI-UC-GNM2を買ってしまったので熱の問題がなかったことも良かったですが、結果、NetBSDでもFedoraでも使えて各種サービスも検証でき、快適に利用できたことが何よりラッキーでした。

[2016/05/09:追記]

 Raspberry Piと関連パーツ購入を検討するにあたり、結局今回ラズパイには無線LANドングルを使いませんでしたが、人によって感じる温度差こそあれ、さすがにラズパイにこの程度の熱を発するWLI-UC-GNM2は厳しいよね。。。と思い、試してみるという発想すらありませんでしたが、これを含め、メーカーのスペック表などを眺めていたら、同様の製品でも最大消費電力150mA程度なものもある中、WLI-UC-GNM2は、5Vで最大消費電力2.5Wとあることから500mA(0.5A)。。。ただ、これってバスパワー(USB 2.0 1ポートからの給電上限)であることから実態がわからない。。。明示したくないのか?

 そこでRaspberry Pi 2 Model B一式の選定と購入にあるUSB電圧&電流チェッカーを使ってdynabookで計測してみると。。。0.13〜0.15A(130mA〜150mA)あたりで安定しています。

 メーカースペック表ベースですが、独断と偏見でサンプルとして参考にした2.4GHzIEEE802.11b/g/n対応、150Mbps最大消費電力150mA程度のELECOM WDC-150SU2Mシリーズは、最大が同等のBUFFALO WLI-UC-GNM2の実測値程度ということは、実際には、もっと低いと考えて間違いないだろう一方、最大消費電力350mAを謳っているIO DATA WN-AC433UMシリーズは、5GHz a/ac対応なので高速な分、消費電力も高いのでしょうが、実測してみないとわからない製品と言えます。

 自身が、WLI-UC-GNM2を購入した際もそうでしたが、市場価格を見るとELECOM WDC-150SU2Mシリーズは、今尚、最安値前後のようなので低価格かつ、低消費電力でランニングコストも安く、耐久性が他と遜色なければ、使用する機器やOSが対応していることが前提ですが、コスパの高い製品と言えそうですが、後述のようにOS・ディストロを選ぶ上、できても手間がかかるケースもある模様。

dynabookに装着した100円の2ポートUSBハブ(USB2.0対応)
100円のUSBハブ2ポートに熱を奪わせる作戦成功

 んーー、USB電圧&電流チェッカーからWLI-UC-GNM2を外そうとしたら熱い。。。興味本位で買った100均の2ポートUSBハブでは、温かいというか熱いというか程度。。。USB延長ケーブルやPC本体だとそこまで感じなかったものの、やっぱり相当熱いのかな。。。どこのというわけではなくUSB電圧&電流チェッカー自体の精度ってどうなのかなとも思わなくもないですが、正確だとすると0.13〜0.15Aってこんなもんなのかな?放熱しにくいという点では、これに超小型という要因も重なるんでしょうね。

 ちなみにPC・周辺機器の消費電力をチェックして目の当たりにしたことで、ラズパイ導入と併せるかのように、それまで何年もメインで使っていたデスクトップからメインをdynabookに切り替え、コンパイル作業など負荷のかかる作業はデスクトップのみでやることにしましたが、半ば楽しみなルーティンであるかのように日々熱いのかな?なんて触りながら、今尚、WLI-UC-GNM2を使っています。

 ただ、接点が特に熱くなるようなので以前、興味本位で100均Seriaで買った2ポートUSBハブに挿して使うことにしました。

 2ポートUSBハブは熱くなりますが、これを挿しているdynabookのUSBポート部は全く熱くも温かくもならなくなりました。

[2016/05/30:追記]

 なんて言っていたら、NetBSD 7.0、Fedora 22に続き、Debian 8 JessieやMageia 5でも動作確認できたBUFFALO WLI-UC-GNM2、買って半年、寿命が来たようです。

 ここにきて熱暴走したのか(タイミング的には100均のUSBハブに挿してからだけど、もしかしてこれが原因の可能性もある?がPCに直接挿しても)、突然接続が切れるようになり、子機も、これまで以上に熱く感じるようになりました。

 初めての無線LANアダプタだけにこの状況は、早すぎるのか、妥当なのか、値段からして月換算100〜180円程度は安いのか高いのかわかりません。

 熱が原因と判断して前述の通り、GNM2よりも消費電力が低いELECOM WDC-150SU2Mシリーズでも試してみようかと。。。と思って検索してみたら、DebianやFedoraでは使えなくもないものの、手間がかかるとのこと、NetBSDには対応するネットワークインタフェースがあるようなのでいけそう、dynabookでマルチブートすることにしたMageiaについてはこのドングルの情報がなさそう。。。コンパイルすること含め、どっからともなくドライバ持ってきてでも試してみるチャレンジャーになるか、事前調査してから買うか何れかですね。。。無線LANって使えるようになって結構経つはずなのでこなれてるのかと思いきや、結構悩ましいものなんですね。。。

[2016/07/31:追記]

と思っていたら、まだ使えることが判明。。。
2016年07月末、あまり使わないe-oneに付けてあったUSB有線LANアダプタをdynabookで使っていましたが、やっぱり無線LAN子機を買おう、ということでいろいろ調べるもAmazonでは最安だし、NetBSDには結局、wli-uc-gnm2が無難かということで同じものを買ったついでに寿命かと思われた手持ちのgnm2を接続してみたらなんと数日使用してみても途切れることなく使える。。。
前回、何度やっても途切れた原因は不明。

WRC-300FEBK/WRC-N300NF

 親機・アクセスポイント・中継機として利用する分には、少なくともブラウザを介して設定可能な無線機器はOSを選ばないので、ここで特定する必要はありませんが、今回は、親機・アクセスポイント・中継機として使え、多くの無線機器同様、WindowsとMac OS Xの一部への対応を謳っており、かなり多機能なIEEE802.11n/g/b対応ELECOM WRC-300FEBK(の通販限定簡易包装版WRC-N300NFは激安)を使用。

 WRC-300FEBKとWLI-UC-GNM2の組み合わせでは、共に2.4GHz帯専用(IEEE802.11n/g/bのみ対応)なので近隣との兼ね合いでつながらないことはありますが、つながれば、3部屋4部屋、お風呂や(そんなところで使わないけど)トイレ、玄関やバルコニーの外で扉や戸を閉めてすらも受信感度も良好、ネット検索やIcecastなどのオーディオストリーミング再生などは、快適にサクサク利用できました。

 製品紹介上は、ワンルーム・平屋と書いてありますが、平屋にはマンションなどのワンフロアを専有する集合住宅、また、複数の部屋をも想定しているようで先の通り、感度良好ですが、同じく製品紹介上の利用推奨3人というのは理論値300Mbpsで実効速度が仮に1/3程度だったとしても控えめな数字かとは思いますが、当然、契約回線の伝送量や他の機器の性能が十分である前提であるというのは言うまでもないところでしょう。

ELECOM WRC-300FEBK/WRC-F300NF
ELECOM WRC-300FEBK/WRC-F300NF
 手のひらサイズで超軽量
 本体電源とスイッチングハブ(後述のLogitec sw08/ph)からのLANケーブルを接続、APモードで利用
 よってPWR(Power)、LANポート1つと通信中を示す2.4GHzランプが点灯している

 尚、自身は有線LANと無線LANを使い分ければよいと思っているので別に困りませんが、近隣で混みあうのは平日・土日祝日に限らない模様で概ね9-17時や20時-23時頃、この時間帯をズラしておけば(例えば、9時前から接続しておけば)、混みあう時間帯でも継続してつながり、通信も安定して快適ですが、仮にPC本体がスリープ状態になると復帰後は、つながらないということもありますし、任意のタイミングで全くガラガラであっさりつながるということもあります。

WRC-F300NFはWRC-300FEBKの通販限定簡易包装版用の便宜的な型番
とてもコスパの高いWRC-F300NFはWRC-300FEBKの通販限定簡易包装版の便宜的な型番であり、中身はWRC-300FEBK

 ちなみにWRC-F300NFは通販限定簡易包装版の便宜的な型番であり、本体はWRC-300FEBKとして売られているものと全く同じものです。

無線LANルータELECOM WRC-F300NF/WRC-300FEBKとスイッチングハブLogitec sw08/ph、スピーカーLogicool Z120

 WRC-F300NF/WRC-300FEBKと後述のスイッチングハブLogitec sw08/ph、別途スピーカーLogicool Z120と並べるとこんな感じになります。

 今回は価格優先にしたので何ですが、本音を言えば最近の気分的には白かモノトーンが良かったとは思うものの、プラスチック筐体ながら上面は光沢あり、他は若干ザラ目のあるマットな(光沢のない)黒で、かなり見栄えは良いです。

 なぜ、モニタ含め、これらが、こんな高さでこんな向きなのかについては、PCのある部屋のレイアウト変更とDIYにて。

有線LANルータのポートを増やすならスイッチングハブを使う

 今時、モデム付きルータと(ルータに複数のLANポートが十分な数ある場合は、不要な)スイッチングハブ、スイッチングハブとパソコンの各LANポートにそれぞれカテゴリ5e以上のLANケーブルをつなぐだけでOSは、Windows/Mac OS X/*BSD/PC-UNIX/Linuxなど何れに関わらず、スイッチングハブにつないだパソコン全てでインターネットに接続できるはずです。

 近年、スイッチングハブの低価格化により、基本一択となったスイッチングハブ、ほんとに安くなり、プラスチック筐体のものなら8ポートで1000円前後でも買えるようになりました。

 自身は、その安価な8ポートのスイッチングハブLogitec sw08/phを買い、今も尚使っています。

いろいろなOSで有線LANアダプタを使う

 ただ、古いパソコンでLAN機能が基盤に載っていないとか、LANカードが内蔵されていないとか、そのパソコンをメインとして電話線などをつながないとLANポートにLANケーブルを挿しただけでは通信できない、LAN機能が故障しているようだといった場合などには、別途、USBタイプの有線LANアダプタを使うという手もあります。

 有線LANアダプタもOSに関しては、無線LANアダプタのドライバと事情は同様なのでOS自体がドライバに対応しているか、WindowsやMac OS X用のドライバをインストールできるような手段があることが前提となります。

 記憶が飛んでいますが、昔ネットもメールもしていたe-oneは、たぶんe-oneをメインとしてつながないといけないタイプのようで後にWindows 98からNetBSDに入れ替え、LANポートにLANケーブルを挿しただけでは通信できなかったのでOS対応も考慮することなく安易にUSB有線LANアダプタBUFFALO LUA3-U2-ATX(ドライバ・チップセットASIX製AX88772)を購入してしまいましたが、MacBook Air(Mac OS X 10.5 Leopard)なら接続するだけと大きく謳う製品で、Mac OS XはDarwinを介してFreeBSDを始め*BSDをベースにしているからか、*BSDでもサポート済みのドライバだったようで側面パネル内にあるUSBポートに接続しただけで利用できるようになり、これで常時使えるUSBポートは前面の1つとなりました。

 Windowsにも対応しているのでLinuxならNdisWrapperで対応できるでしょう。

ちなみに

 ISDNから初めてADSLに切り替えた当初から50Mbpsだった契約回線も、ベストエフォートサービスという意味と向き合う一方、PCの利用状況を再確認してみると、あまりにもオーバースペックだったことから引っ越しを機に12Mbpsの有線LANプランに変更したのも随分前のこと、伝送損失31dB、speedtest-cliによる計測値で下り4.3Mbps、上り0.75Mbps程度、その有線LANルータに100BASE-TX/10BASE-T対応スイッチングハブ、これにカテゴリ5eのLANケーブルで理論値300MbpsのWRC-300FEBK/WRC-N300NF無線LANルータをアクセスポイントモードで接続した場合、NetworkManagerのアンテナ4〜5本、受信感度77%〜100%あたりでは、ネット検索、メール送受信、インターネットサイマルラジオの聴取、動画の視聴など一通りのことは有線と遜色なく、快適に利用できました。

 ただ、利用する無線子機は1台、例えば、これでBGMを流しながら、有線接続のPC1台で一般的な作業程度、少なくとも無線子機は複数台同時使用しないという前提で。

 ただし、動画については、こうした同じ環境下でLANケーブルでつないだ有線なら問題なく視聴できるdynabook(シングルコアCPU:Intel Celeron M 520 1.60GHz/RAM:512MB)も、無線通信だとYouTubeは微かに動くか動かないか程度で視聴できませんでしたが、Pavilion Slimline(CPU:Intel Core2 1.80GHz/RAM:2GB)では、YouTube、Gyao!の視聴共に快適でした。

 ただ、有線はもちろん、無線LANでも、YouTubeが快適だったのは、FirefoxであってGyao!は快適なGoogle Chromeも無線では、YouTubeは、なぜかカクカクして実用に耐えませんでした。(Linux用Flashサポートの兼ね合いでFedora、NetBSD共に今となってはFirefoxやSeamonkeyなどMozilla系ブラウザでのGyao!は確認不能。)

 このことから、特に契約回線がADSLの極細プランの場合には、無線通信は、パソコンの性能(CPU/RAM)によって快適さが左右される、逆に言うと契約回線がADSLの極細プラン(12Mbps)でも伝送損失がさほどでもなければ、パソコンの性能次第で(一昔、二昔前の性能でも)カバーできるということが判明しました。

 予想の域は出ませんが、CPUはシングルコアでもRAMを2GBにして、少なくとも並行作業することなく、動画視聴に専念する分には、先の環境下でも快適になる可能性は高いと思います。
(後日、RAM512MBを2GBに増強してみたところ、予想通り、快適になりました。)

 尤もADSLのプランが50Mbpsだった頃から、つい最近までパソコンでラジオや動画視聴、無線LAN環境は全く想定しておらず、契約回線が12Mbpsでも、やってみたら無線LAN環境下での動画さえ十分快適だったよという話であって、これらを利用することを大前提にしていたら、ここまで回線を絞り込むのは、難しかったかもしれません。

 前述のように、これは、無線子機が1台での話ですから、スマホ、タブレット、パソコン、ゲーム機などを複数無線でつないで家族や同居人、来訪者などと同時使用となると利用サービスにもよるにしても流石に12Mbpsでは足りないでしょうが。

 とは言え、12Mbps程度のADSL回線でも無線、まして有線なら十ニ分なケースも結構ありそうなことを考えるとIoT/WoTで家電もネットになんて現実になってきたとは言え、先日アナウンスされたNTT東日本・西日本共に一部の地域を除き2016年06月30日を以ってADSLの新規申し込みを終了というのは、まだADSLを使い続けることはできるにしても、それ以外は、実質、100Mbpsやギガビット(1000Mbps)しか選択肢がなくなるということであり、液晶テレビへの切り替えや光回線への乗り換えを強引に押し進めたのに似て、あまりに時期尚早で時代のスピードに追いつけなくて国民が疲れちゃうと思いますけどね、あれだけ足踏みしたスマホやタブレットがやっと普及したっていうところで。。。まぁ、スマホ料金が高い発言は、残るガラケー人たちを一刻も早くスマホ・タブレットに移行させたいからなんでしょうし、当局や業界としては経済活性化を建前にこれでも遅いくらいだと思っているんでしょうけど。

[追記:2016/07/19]

 と言いつつも仕方なくADSLから光に変更することに。

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