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CUPS/Common Unix Printing System

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CUPS/Common Unix Printing System

いろいろなOSでプリンタを使う

CUPS/Common Unix Printing System

 近年、WindowsマシンやMac OSに限らず、*BSD/PC-UNIX/Linux(Mac OS X/OS Xも*BSD由来)でも接続された周辺機器を自動検出しますし、USB接続ならホットスワップに対応していれば、起動中でも任意のタイミングで接続した周辺機器を認識することができ、特にCUPSの登場でプリンタを利用するのも簡単です。

 BSD/PC-UNIX/Linuxにおける印刷システムには、UNIX System V系のlp/lpd、BSD lpr/lpd、BSD lpr/lpdの次世代印刷システムLPRng、CUPS/Common Unix Printing Systemといった変遷があり、ここでは、System V系lp/lpd、BSD lpr/lpd、LPRngに引き続き、CUPSについて記します。

 なお、LinuxもBSD lpr/lpdから始まってLPRng、CUPSという同じ道を歩んできていますので各種BSD*やLinuxでもパスや変数、設定値が微妙に、稀に大きく異なることもありますが、基本的な仕組みは全く同じです。

 留意すべきことは、LPRngは、BSD lpr/lpdと同じインターフェースを維持しつつ、実は、同名のコマンドながら、別であったり、構成ファイルの書き方などについても同じ設定値であっても推奨される方法や指定方法が異なる場合もあること、CUPSにもCUPS lprがありますが、これも同じものではないことです。

【CUPSの操作】
WEB管理画面(http://localhost:631/admin)
GUIフロントエンド
CLI/CUI(lp及びlprを利用可能)

【CUPSのインタフェース】
IPP/Internet Print Protocol
lpr/lpd
SMB
...etc.

【CUPSの構成ファイル】
/etc/cups.conf

 CUPSとは、Common Unix Printing Systemの略でBSD lpr/lpd、LPRngに続いて登場したローカルプリンタ、OS混在のネットワークプリンタにも対応するWindowsの印刷環境をも凌ぐ印刷システムです。

 後にCUPSの開発者をApple社が雇用することでオープンソースプロジェクトCUPSのソースコードを同社が保有、Mac OS X/OS Xの印刷システムとして取り入れられたものの、保有後にApple社用に開発されたプログラムを除き、GPL及びLGPLにより、フリーなライセンスで提供されているため、他のOSでも利用できるようになっています。

 CUPSは、何といってもプリンタドライバに対してプリンタの機種依存情報をPostScriptプリンタ記述(PPD/PostScript Printer Description)という方法を用いて、そのデータをPostscriptインタプリタであり、Postscript非対応のプリンタでもPostscript文書(ASCII文字に加え、画像などのバイナリや日本語などのマルチバイト文字の印刷を可能にする)Ghostscript経由で渡すことで市場に出回るほとんどのプリンタを対応させる素養を持ち、実際に対応プリンタが激増したことで普及しました。

 また、CUPSの印刷機能はモジュール化されており、その操作もWEBインタフェース、GUIフロントエンド、CLI/CUIと3通りの方法で利用でき、ネットワークプリンタの自動検出を可能としたことにより、ローカルプリンタのみならず、ネットワークプリンタをも統合した操作性を実現しており、この意味でもWindowsの印刷環境をもしのぐ機能性を持っています。

 伝統的なlpr/lpd、または、LPRngのlpr/lpdの利用において、lpcについては、機能が簡略化されたCUPS用のコマンドとなっています。

 CUPSを使った印刷は、NetBSD/i386では微妙ですが、Fedora(Linux)では、というか、少なくともバージョン20における各種統合デスクトップ環境においては、プリンタをつなげば、何もしなくても各種ソフトウェアからCUPSによる印刷ができます。

 また、Sambaでプリンタを共有したり、CUPSプリントサーバがあれば、LAN内の同一セグメントにあるクライアントマシン側では、(なければcupsクライアントをインストールするなりしておけば、)ネットワーク越しにプリンタを利用することができます。

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